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月別アーカイブ: 9月 2013

SAKURA Internet Inc.

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視覚を通じた情報共有への取り組み(3)

geo-taged-imagesII-20130110みなさま、こにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

以前、「視覚を通じた情報共有への取り組み(2)」で少し触れましたが、次世代空間情報の実験を開始しています。

手始めにGPS搭載防水カメラにEye-Fiを挿し、iPhone5を経由してFTPサーバーにデータを格納する基礎実験を行いました。

結果は良好で、画像にしっかりとGPS情報が格納された状態のデータを遠隔地のFTPサーバー上で確認することが出来ました。

画像は360°を一気に撮影できる全天周レンズを用いていますので、災害時など一括して現場の情報を相手と共有したい場合には有効な手段ではないかと感じています。

本実験は、今後も継続的に取り組んでまいりますので、結果が出てましたら皆様に共有致します。

 

40GbE H/W Offload NICとHyper-V Server 2012

40gbe-hw-hyperv-20130824v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

「40GbE Hardware Offload NIC評価のお知らせ」でもご紹介いたしましたが、今回はMicrosoft社のHyper-V Server 201240Gigabit Ethernet Hardware Offload NICが導入可能かを見ています。

確かにChelsio Communication社より、当該Windows 2012向けドライバはリリースされていますが、いまのところは幾つかの点でインストール・エラーが確認されています。

今後も粘り強く動作確認を行いつつ、皆様に情報共有できればと思います。

IDF13: 18 SATA M/B

807736689みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13で見つけた技術情報を共有致します。

Seavo社が新しく開発した18 SATAを搭載するマザーボードの展示が行われていました。

多ポート化が進むストレージ向けマザーボードもついに、ここまで来たか…というのが素直な感想です。

Interop Tokyo 2013 ShowNetにおけるIPv4/IPv6共存技術の取り組み

shownet20130925v1皆さまこんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。

ちょっと前の話になりますが、2013年6月上旬に開催されたInterop Tokyo 2013に、ShowNet NOCメンバーとして参加させていただきました。

昨今、IPv4アドレス枯渇によるスムーズなIPv6への移行をサポートするためのIPv4/IPv6共存技術の標準化が進んでおります。当方では、様々なメーカ様からコントリビューションいただいた各種共存技術の相互接続検証を担当いたしました。今回は商用レベルの品質を目指して構築を行い、会期中のトラブルは全くなく安定運用できたことから、IPv4/IPv6共存技術は実用段階に入っていることを示すことができました。

検証内容や結果の詳細については、2013/9/6に開催された電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会にて発表いたしました。その際のスライドを以下においておりますので、ご興味がございましたらご覧ください。

IPv4/IPv6共存技術の現状とShowNetでの相互接続検証結果について

IDF2013参加のご報告

807527518みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13に参加致しましたので、ご報告致します。

当日セッション資料は「こちら」から閲覧可能です。

現地の様子は「こちら」からどうぞ。

現地にて見つけた新しい技術情報を何週間に分けてお届け致します。

10GbE Wire-rate Networking Stack Review

SolarFlare-10GbENICv2-compare20130924v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

10GbE NICを使ってWire-rateを出す選択肢についてまとめてみましたので情報共有致します。

100Gigabitに向けた取り組み」でもご紹介したとおり、高いパケット処理性能を出すには、最近でも様々な苦労しています。

Intel DPDKにせよ、NETMAPにせよ、上位アプリケーションに手を入れるフレームワークを選択した場合には費用対効果に悩ましい部分が残ります。

ネットワーク性能向上技術としてのソフトウェアとハードウェアによる双方の改善技術は、相互に競い合っていくことは間違いありませんが、今後の技術を占う意味で耳知識としてご参考にして頂ければと思います。

1GbE-40GbE変換コネクタ実験

763378338みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

40GbE環境と1GbE環境を円滑に橋渡しするため、SPFとQSFPをつなぐ変換コネクタを使い、さらに1/10GbE Copper Cableの変換コネクタを二段でつけて実験を行ってみました。

動作結果は良好で、40GbE Network環境と既存の1GbE Network環境の統合に役立ちそうです。

広帯域が進んでも旧来の1GbE Networkとの共存は、しばらく続きますので何かのお役に立ちましたら幸いです。