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SAKURA Internet Inc.

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About us

さくらインターネット研究所はインターネット技術に関する研究を行い、成果の発信と利用を通じて社会と会社に寄与していくことを目的に、さくらインターネット株式会社の組織内研究所として2009年7月に設立されました。「企業R&DのRを担当する部門」として、面白いと思うテーマにどしどし取り組んでいくことをモットーとしています。

さくらインターネット研究所は、現在以下の研究テーマに取り組んでいます。

  • クラウドコンピューティングへの取り組み
    • さくらのクラウド・開発支援
    • 次世代クラウドネットワーク・アーキテクチャに関する研究
  • 超個体データセンターに向けた諸研究
    • Fog Computingに関する研究
    • コンテナ技術に関する研究
  • 機械学習・深層学習に関する研究
  • その他

当サイトは、研究員によるブログ形式の発表の場です。気軽な読み物とエンジニア向けTIPS集として、お役に立てれば幸いです。

スタッフ紹介

鷲北 賢(North)

研究所所長

1998年、エス・アール・エス有限会社入社の後、合併を経てさくらインターネット株式会社へ。技術部部長、取締役を経て、2009年7月に研究所所長就任。
会社設立時より技術担当。レンタルサーバ組み立てから始め、データセンタ構築、バックボーン構築、オンラインゲームプロジェクトの技術運用などを歴任。2018年まで、クラウドサービスのマネージャを担当。
初代所長に任命された割に研究者としての実績はなく、論文は学生時代に書いたきり。他、数冊の書籍の執筆経験がある。
最近の興味の中心は、サーバの仮想化、クラスタリングなど。

松本 亮介(matsumotory)

主席研究員、京都大学博士(情報学)

さくらインターネット研究所上級研究員、ペパボ研究所客員研究員、Forkwell技術顧問、セキュリティ・キャンプ講師、情報処理学会各種委員。
2008年に現場の技術を知るため修士に行かずにホスティング系企業に就職したのち、2012年に異例の修士飛ばしで京都大学大学院の博士課程に入学。インターネット基盤技術の研究に取り組み、mod_mrubyやngx_mrubyなどのOSSを始めとした多数のOSSへの貢献や学術的成果を修める。
2015年4月より2018年10月までGMOペパボ株式会社にてチーフエンジニアとしてプロダクトのアーキテクトやエンジニア組織のマネージメントに従事すると同時に、ペパボ研究所では主席研究員としてOS・Middleware・HTTPに関する研究、及び、事業で実践できるレベルまで作りこむことを目標に研究に従事。
2018年11月より現職。
第9回日本OSS奨励賞や2014年度情報処理学会山下記念研究賞など、その他受賞多数。2016年に情報処理学会IPSJ-ONEにおいて時流に乗る日本の若手トップ研究者19名に選出される。

菊地 俊介(s-kikuchi)

上級研究員

2017年4月入社。Edge/Fog Computing、分散系システム、IoT領域などの調査・評価・技術開発を担当。
新規サービスの登場や世の中の変化などを主に技術面から広く見ている。が、もともとの専門はネットワーク。

小西 史一 (f-konishi)

上級研究員、博士(工学)

1998年 東京都立科学技術大学生産システム工学科助手、コンカレントエンジニアリング及び、機械学習、自律分散適応アルゴリズムに関する研究に従事。
2000年から2007年 理化学研究所ゲノム科学総合研究センターゲノム解析用コンピュータ研究開発チーム研究員として、グリッドコンピューティング技術を使ったゲノム解析用の大規模Bioinformatics及び、大規模分散コンピューティング技術開発に従事。
2007年から2018年 東京工業大学 グローバルCOE「計算世界観の深化と展開」特任准教授として、アクセラレータを使ったHPCに関する研究、後に情報生命博士教育院特任准教授として、グローバルリーダシップ教育、生体情報処理、タンパク質立体構造解析に関する大規模Bioinformaticsに関連する教育・研究に従事。
2018年から2019年 財団法人国際高度産業人材育成拠点開発機構 事業部長、ビジネス実務型教育に関する事業開発に従事。
2019年8月より、さくらインターネット株式会社 技術本部勤務。2020年6月より現職。
HPC環境の整備と国内外の有益データに対するライフサイクルオーケストレーションに興味を持っている。

熊谷 将也(m-kumagai)

研究員、博士(工学)、京都大学  特定助教、理化学研究所 革新知能統合研究センター 客員研究員

2017年4月入社。機械学習(深層学習や進化計算)、グラフ理論、時系列データをキーワードとした異常検知の研究を担当。
高専(舞鶴)では制御工学を専攻し、部活動としてロボコンをしていた。大阪大学では無機材料工学を専攻し、博士号を取得した。現在は、材料工学の知識や経験と情報工学の技術を活かした新しい異常検知手法の研究のみならず、マテリアルズインフォマティクス研究にも従事。マテリアルズ・インフォマティクス研究が評価され, 2019年に国内外の学会で優秀ポスター賞を受賞。2020年4月より, クロスアポイントメント制度を利用して京都大学の特定助教に着任(さくらインターネット株式会社60%、京都大学40%).

坪内 佑樹(yuuki)

上級研究員

2019年2月入社。Site Reliability Engineering(SRE)に関する研究開発を担当。クラウドコンピューティングにおける大規模な分散システムの開発・運用技術に興味を持つ。ウェブ上では、yuuki, yuuk1, yuuk1tなどのIDで活動している。
2013年12月よりWebサービス事業者にてWebオペレーションエンジニア・SREの職に従事し,2019年2月より現職。2020年4月より京都大学大学院情報学研究科博士後期課程へ進学。

鶴田 博文 (tsurubee)

研究員

2019年8月入社。材料科学や創薬分野における機械学習・人工知能技術の活用に関する研究を担当。
学生時代は材料工学を専攻し、高分子材料の物性に関する研究に従事。2012年9月に修士課程を早期修了。2016年11月にIT業界に飛び込み、機械学習エンジニア、インフラエンジニアを経て、現職に至る。

田村 龍太郎(ry-tamura)

研究開発エンジニア

小売業界でのシステム開発や、Web系企業でのコンテナホスティングサービスの開発・運用担当を経て、2019年11月から、さくらインターネット株式会社に勤務。
入社後は新規プロダクトの調査および開発を担当し、2022年2月から研究所へ配属。

野田 宗一郎(s-noda)

研究開発エンジニア

2020年4月入社。プロダクトに関するマネジメントやUXデザインの一般化や、最新プロダクトの動向調査、新規プロダクトの研究開発を担当。
2011年より2014年までデータセンター事業者にてネットワークエンジニアとして従事。
2014年より2017年までホスティング事業者にてOpenStackをインフラとしたプロダクトのエンジニアとして開発、運用に従事。
2017年より2020年まで別のホスティング事業者にてコンテナベースホスティングのプロダクトのエンジニアとして開発、運用に従事。
2020年から さくらインターネットにて新規プロダクトのプロダクトマネジメントや開発、運用に従事。今に至る。

中田 裕貴 (chikuwait)

研究員

2022年4月新卒入社。システムソフトウェアや分散システムに関する研究開発と社会適用に興味を持つ。

学生時代はシステム情報科学を専攻し、オペレーティングシステムや仮想化技術などのシステムソフトウェアや分散システムに関する研究に従事。また、研究と並行して学内プライベートクラウドやオンライン会議サービス、BLEビーコンを活用したロケーションサービスなどの開発やプロダクトマネジメント、サービスデザインに従事。

朝倉 恵(m-asakura)

研究員

日本臨床教育学会会員、NPO法人こども・コムステーション・いしかり理事、新冠町ICT教育アドバイザー、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了ワークショップデザイナー

通算13年の幼児教育(幼稚園教諭・保育士)経験を経て、2004年から未経験・独学でITの世界に飛び込みWebデザイナー、プログラマ、サーバ管理などの業務を広く浅く経験する。
2012年さくらインターネット入社。石狩データセンターの運用業務に4年ほど携わった後、幼児教育とエンジニア両面の経験を生かすべく「さくらの学校支援プロジェクト」を立ち上げ、小学校でのプログラミング教育実施の足掛かりを業界団体(SAJ)や自治体教育委員会と連携して構築した。この業績が認められ、令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(理解増進部門)を受賞。
教育とICT、社会に開かれた教育などの臨床教育学的研究を主とし、教員のエンパワーメントを目的とした研究を行っている。

李すぬ(s-lee)

研究開発エンジニア

2023年1月入社。さくらインターネット研究所にて新規プロダクトの研究、開発を担当。
韓国出身で、学生時代は経営学を専攻し、SPAブランドに入社。企画と立案を担当した後、自らのアイデアを基に企画から開発まで行う力を育てたい思いからITコンサルティング会社に転職。ネットワークとウェブ技術を習得し、エンジニアとして従事。
2020年より日本に移住し、アプリアウトソーシングにてエンジニアとして従事。

森 麻美(orzup)

研究開発エンジニア

Web系企業でのドメインサービスと決済代行サービスの開発・運用担当を経て、2023年5月から、さくらインターネット株式会社に勤務。
入社後は、さくらインターネット研究所にて新規プロダクトの研究、開発を担当。

小田 知央(linyows)

研究開発エンジニア

2023年11月入社。UIデザイナ、フロントエンドからバックエンド、サーバ構築、システム設計からエンジニアリングマネージメントなどの多様な経験を生かして、研究開発に携わる。また、分散システムでのメールの研究を行っている。クラウドやホスティングにおける不正利用対策に興味がある。福岡でGoやTypeScriptのコミュニティを主催している。

田中 諒介(ry023)

研究開発エンジニア

2024年1月入社。さくらインターネット研究所にて、バックエンド開発を主として新規プロダクトの研究、開発を担当。2016年から2023年まで、ホスティング事業者にてバックエンドアプリケーション開発、およびインフラ領域の開発・運用を担当した。

森田 亘(tascript)

研究開発エンジニア

2024年1月入社。Web系企業にてフロントエンドからバックエンドの開発に携わり、新規開発およびレガシーなプロダクトの改善を経験。
フロントエンドのパフォーマンス改善や、様々なJavaScriptのランタイムに興味がある。
入社後はフロントエンドを中心に新規プロダクトの研究、開発を担当。

松本 直人(n-matsumoto)

客員研究員

1996年より特別第二種通信事業者のエンジニアとしてインターネット網整備に従事。システム・コンサルタント,ビジネス・コンサルタント等を経て2010年より現職。トヨタ自動車株式会社を兼業。研究テーマは、次世代モバイルセンシング(モノコトの見える化)、次世代モバイルアプリケーション等。

青山 真也(amsy810)

客員研究員

Web系企業にてOpenStackベースのプライベートクラウドの構築・運用やKubernetes as a Service 基盤の実装、およびCloud Nativeなアーキテクトを経験。
最近ではその経験を活かし、技術アドバイザとしても従事。
2019年4月より客員研究員として参加。
Cloud Native Days TokyoのConference Co-chairやCloud Native Meetup Tokyo / Kubernetes Meetup Tokyoの Organizer等も務め、複数の基調講演や招待講演を含む登壇経験多数。
著書に『Kubernetes完全ガイド』『みんなのDocker/Kubernetes』。