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月別アーカイブ: 8月 2013

SAKURA Internet Inc.

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FMS’13: NVM Expressの最新動向(2)

fms13-nvmexpress20130816-Bv1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月13日~15日まで米国サンタクララにて開催されましたFlash Memory Summit当日資料が公開されましたので、トピックをまとめています。

Windows’ Perspective on NVM
Tobias Klima, Program Manager, Microsoft

上記には次世代ストレージとして注目が集まるNVM ExpressのWindowsにおける実装および性能評価について言及されています。
NVM Express: The Optimized PCI Express® SSD Interface

SATA, SASのSSDに比べてNVM Express (Flash/RAM)での性能優位性が述べらており、実践投入される日が待ち遠しく感じます。ご参考になりましたら幸いです。

FMS’13: NVM Expressの最新動向

fms13-nvmexpress20130816v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月13日~15日まで米国サンタクララにて開催されましたFlash Memory Summit当日資料が公開されましたので、トピックをまとめていきたいと思います。

NVMe Drivers
Keith Busch, Software Engineer, Intel and Kwok Kong, Director Engineering, PMC-Sierra

上記には次世代ストレージとして注目が集まるNVM Expressの仕様・実装および性能評価について言及されています。
NVM Express: The Optimized PCI Express® SSD Interface

 

NVM Expressのカードが手元に無い場合には、qemu.orgよりNVM Expressデバイスをエミュレーションした実装も既にリリースされていますので、先取りしてお試し頂けるかと思います。

New device “nvme” provides a PCI device that implements the NVMe standard. (QEMU WIKI)

 

つれづれ研究紀行(5) High Density SSD Server

778841300みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

今回は2013年6月に開催されたCOMPUTEX TAIPEI2013からHigh Density SSD Serverの動向をピックアップ。

■参考: COMPUTEX TAIPEI2013(Chirpstory)

左記写真は、AAEON社が展示していたVDI(Virtual Desktop Infrastructure)向けに開発された高密度SSDサーバーです。

64枚の2.5インチSlimSSDをSATA接続でき、DDR3 DIMMも16枚搭載できる機器構成をしています。(CRS-720X-2R/High Performance 2U Storage Server)

こういった機器はVDIのような全体的にIOPSが不足しがちなシステムには最適な構成と考えられ、数年先には当たり前に高密度サーバーが使われいくかもしれません。

つれづれ研究紀行(4) アイスランド水力発電所

icland-water20130808v2みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

今回は2013年7月に開催されたICELAND2013の合間に訪れたアイスランドの水力発電所をピックアップ。

アイスランドは地熱と同じく水も豊富なため水力発電も行われています。起伏がそれほどない場所でも、膨大な水量が蓄積された湖が点在しており、そこを拠点として水力発電所と送電網が全国土を覆っています。

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100Gigabitに向けた取り組み

10-40-100GbE-benchmark-20130814v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

破壊的な広帯域でサーバ間が接続される未来を見据えて、研究所では基礎研究を続けています。

現在の調査結果では、主流となりつつある10 Gigabit Ethernetを超える帯域でネットワーク接続がこのまま行われた場合、サーバ単体でのパケット処理性能に限界が生じつつあり、これを補う仕組みが求められていることが分かります。

10Gigabit Ethernetでもパケット処理をハードウェア上にオフロードする仕組みは段階的に浸透してきており、このような取り組みが100Gigabit Ethernet(IEEE 802.3)を目指した一つの道しるべになると感じています。

今後も弊社 研究所では、継続的に基礎研究と調査を通じて皆様に情報共有を図っていければと考えています。
ご参考になりましたら幸いです。

災害コミュニケーションワークショップ参加のご報告

dcomm-workshop20130810v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年08月10日に、岩手県盛岡市で開催された「災害コミュニケーションワークショップ」に参加を致しましたので、ご報告致します。

■参考: 当日写真(Togetter)

前日の豪雨にも関わらず参加者が集まった会であり、今後の災害コミュニケーションの必要性が再確認された、たいへん貴重なワークショップでした。

つれづれ研究紀行(3) アイスランド地熱発電所

oQwHQLj_cropみなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

今回は2013年7月に開催されたICELAND2013の合間に訪れたアイスランド地熱発電所をピックアップ。

アイスランドは高温の地熱地帯が全土にあり、主要エネルギーとして地熱6割、水力2割、石油系2割、原子力0で人口32万人の生活を支えています。

 

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