停電時のデータセンターの対応
こちらは2011年3月14日、東北地方太平洋沖地震の際に掲載した記事です。
政府発表および報道等で皆さんご存知の通り、東京電力は地震の影響により発電能力が著しく低下し、計画停電を実施することを発表しました。これにより東京都においても1回3時間に及ぶ停電が発生する見込みであり、私どもも少なからず影響を受けるものと思われます。そこで今回は、データセンターにおいて停電が発生した場合、どのように対処するのかをご紹介したいと思います。
KVMを使う(Ubuntu Desktop編)
11月16日、LPI-Japan主催のセミナーでKVMに関する講演をさせていただきました。当研究所ではこれまでにqemu-kvmをソースからコンパイルして使うことを前提に色々な紹介をしてきましたが、講演では広く気軽に試していただくよう、Ubuntu Desktop Editionを例にパッケージでインストールする方法を取り上げました。講演ではスライドでお見せした部分を、当ブログではじっくりコンソールでご覧にいれたいと思います。
クラウドコンピューティングEXPO講演してきました
11月10日~12日の3日間、幕張メッセにおいて第2回クラウドコンピューティングEXPOが開催されました。さくらインターネットは来年完成予定の石狩データセンターを模したブースを出し、1時間程度のセッションを毎日3回行いました。このうち11月11日、13時からのセッションに、株式会社はてなのCTO田中さんと、サービス開発部の倉井さんをゲストにお招きし、さくらの仮想サーバサービスや新データセンターに対する疑問質問をぶつけていただきました。
それほど大きくないブースに、立ち見が出るほどの大変たくさんの方々にお越しいただき、大変感謝しております。田中さん、倉井さんからは、弊社を長く使っていただいているお客様ならではの視点で様々な意見を頂戴しました。ありがとうございました。
また11月12日、13時からのセッションでは、「2012年、近未来のクラウド・コンピューティング」と題して当研究所の松本が講演を行いました。
※講演資料の抜粋: 経済産業省の統計では企業における情報システムへの取り組みのおよそ半分が、新規システム構築とシステム再構築(グラフ左)になっており、定常的な情報システムの改善・改修が行われていることが見てとれます。このような環境下でクラウド・コンピューティングによるシステム構築等の短縮は、極めて経済的な効果が高いと予測されています。また企業におけるSaaS(Software as a Service)利用率の伸びから、企業外部サービスやシステムを利用することへの抵抗感は薄れてきていることも読み取れます。ここから判断する未来像としては、パブリック・クラウドに代表される企業の外部にシステムが存在する状況も着実に拡がってくることと予測されています。
また同様に別統計では、「企業が年間一度以上システム不具合に見舞われた割合」により、企業が運用管理する情報システムには、常にシステム障害と対峙せざるを得ない状況が見えてきます。とくに「企業において年間に重大な不具合に見舞われた割合」等の数字も一割付近で推移しており、決して無視できない数字になってきています。システムの構築から運用・管理までの円滑な情報システムへの取り組みが、企業においては常に求められており、それを補助するサービスや機能が、クラウド・コンピューティング環境においては、求められいると考えられます。
近未来のクラウド・コンピューティング社会では、常に情報システムの安定運用と、必要に応じた新たな機能・サービスの追加を迅速に行ってゆける基盤整備が欠かせません。
クラウドEXPOの他のセッションも録画でご覧いただけます。以下のサイトからどうぞ。
第21回高専プロコンのご紹介
さる10月16日~17日、高等専門学校連合会主催の「全国高等専門学校第21回プログラミングコンテスト」に、自由部門審査員として参加してきましたので、そのご紹介と報告を致します。
高専(高等専門学校)というと、最近ではNHK等でしきりに放送されるロボコンが有名ですが、ソフトウェアのコンテストも開催されており、当高専プロコンは今年21回目を数えるロボコン同様に歴史ある大会です。当社社長の田中は舞鶴高専出身で、さくらインターネットの最初のサービスは校内のサーバで構築されたという縁もあり、プロコンへのスポンサーシップに加え、私(鷲北)が審査員として参加させていただきました。
セミナールーム完成しました
さくらインターネットは最大45名を招いて講演等に利用できるセミナールームを作りました。社外の方にもご利用いただけるよう、セミナールームへの入退室管理を研究所所員がお手伝いし、どなたでも講演を行ったり、聴衆として参加いただけるようにします。
ご利用を希望される方向けに、ご案内ページを用意しましたのでそちらをご覧ください。 →セミナールームご利用案内