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高遅延環境でのPercona XtraDB Clusterの振る舞い

こんにちは、さくらインターネットの鷲北です。

Percona XtraDB Clusterを試す という記事では PXC を構築して動作させる手順を示したわけですが、これを使って実験をしてみたいと思います。まずは背景について説明していきましょう。

背景

ゆううきさんエッジコンピューティングを生かしたウェブアプリケーションホスティング構想 という記事で、エッジコンピューティング環境下においてウェブアプリケーションがどのような課題をもつかについて論じています。そしてその中で、通信レイテンシ(遅延)の大きな(25ms-50ms)環境下においてデータベースが受ける影響について触れています。

本稿で取り上げたいのは、ウェブアプリケーションの構成パターンについて論じているところで示された、「3-tier構造をすべてエッジに配置、かつリーダーレスである構成」の例です。

ゆううきブログ 図1より一部引用

このようなリーダーレスなデータベース・クラスタを構成するには、PXCはうってつけと言え、環境を簡単に構築することができます。またさくらのクラウドは東京と石狩にゾーンを持ち、その間を繋ぐ回線もあって、比較的大きな遅延も実現(?)できます。上図を模した実験環境を再現することができるのではないかと考え、実行したのが本稿です。

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Percona XtraDB Clusterを試す

こんにちは、さくらインターネットの鷲北です。
もうずいぶん前になりますが、研究所ブログでは MariaDB Galera Clusterを試す(1)(2)(3) というシリーズで master/master 構成のデータベース・クラスタが簡単に組めるGalera Clusterというシステムを紹介しました。あれから6年が過ぎてしまい、システムはアップデートされているのに記事は古いままなので、ぼちぼち書き直すかということで、今回はPXC(Percona XtraDB Cluster)をご紹介したいと思います。

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GitHubのbillingから開放された話

こんにちは、さくらインターネット研究所の鷲北です。

さくらインターネットはGitHub Cloud上にsakura-internetというorganizationを持っています。これは元々新しモノ好きの研究所が「一番乗りやー」と勝手に取ったorganization名だったのですが、「さくらのクラウド」を開発するときにコード管理をGitHubでやろうということになり、じゃあプライベートリポジトリを作れるようにと研究所予算で有償化したものです。なので2011年のプロジェクト発足以来、私が毎月カードの請求を精算していたのでした。さくらの精算事務は割に電子化されてますが、それでもGitHubのinvoiceのPDFをコピペしないといけなかったりして、それなりに面倒なもんですし、なんとまあ内部監査室が「退職した社員のアクセス権限はちゃんと管理しているんでしょうね?」と釘を刺してくるので「ええ、もちろん!」と答えた後に慌てて作った「社員名簿とorganizationのmember listを比較してヌケモレがないかチェックする、ついでにcollaboratorsの一覧も管理して監査がチェックできるようにするバッチ」で管理したりと、色々手間暇かかっていたりするのです。こういうのが大人の事情というものなのですね。

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超個体型データセンターを目指す当研究所のビジョン

こんにちは、さくらインターネット研究所の鷲北です。当研究所は中・長期のビジョンに立ち、3~5年先に役立ちそうなことを考えることを任務としています。このビジョンについては、これまで研究員各位の自由にある程度まかせていたのですが、このほど共通認識としてとりまとめをしてみましたので、ここに公開したいと思います。

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ギャラクシアン導入と改造のコツ

こんにちは、さくらインターネットの鷲北です。

昨年のことなのですが、ARCADE1UPというメーカーがクラッシックなアーケードゲームを3/4スケールで再現したゲーム機を発売するというニュースが流れました。 私は中学生の頃にハマッていたギャラクシアンが大好きで、日本でも代理店から発売されると聞いて、すぐに注文しました。というわけで今回の研究所ブログは、ギャラクシアン(ギャラガも遊べます)の導入についてご紹介致します。

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クラウド実装におけるInfiniBand利用

こんにちは、さくらインターネット研究所の鷲北です。

2019年1月23日、京都大学の学術情報メディアセンター、深沢圭一郎先生にお招きいただき、「通信・ネットワークとスーパーコンピュータ」セミナーにおいて表題の講演をさせていただきました。

講演資料はこちらです。

CentOS7でJDTを試してみた(cron編)

最近ICT界隈ではサマータイムが実施されるのではないかという話題でもちきりです。できればサマータイムなど導入されなければいいのですが、万が一導入が決定されてしまったらどうすればいいのでしょうか。そもそもサマータイムが実施された場合、どんなことが起こるでしょうか? 現在検討されている実施案では2時間シフトするという話が出ています。これはすなわち、サマータイム実施日に2時間減ったり、終了日に増えたりするということを意味しています。サーバ管理をしている方なら、その間にスケジュールしているcron jobはどうなってしまうのかと心配になることでしょう。

というわけで、CentOS7のcronがどのように振舞うのかを実験してみました。

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