CentOS7でJDTを試してみた(cron編)
最近ICT界隈ではサマータイムが実施されるのではないかという話題でもちきりです。できればサマータイムなど導入されなければいいのですが、万が一導入が決定されてしまったらどうすればいいのでしょうか。そもそもサマータイムが実施された場合、どんなことが起こるでしょうか? 現在検討されている実施案では2時間シフトするという話が出ています。これはすなわち、サマータイム実施日に2時間減ったり、終了日に増えたりするということを意味しています。サーバ管理をしている方なら、その間にスケジュールしているcron jobはどうなってしまうのかと心配になることでしょう。
というわけで、CentOS7のcronがどのように振舞うのかを実験してみました。
CentOS7でJDTを試してみた
最近ICT界隈ではサマータイムが実施されるのではないかという話題でもちきりです。個人的にはとんでもないことだと思うのですが、仮に実施されることになったとして、一体どんなことが起こるのか事前に調べておきたいと思い、実験サーバを立ててみることにしました。
今回試すのはCentOS7をインストールしたサーバで、アプリケーションとしてWordPressを立ててどのように動作するかを一通り確認してみます。
MariaDB Galera Clusterを試す (3)
みなさんこんにちは、研究所の鷲北です。第1回ではMariaDB Galera Clusterのインストールを、第2回ではLVSを使ったDBシステム冗長化を行いました。今回はいよいよクラスタ化されたDBシステムの評価をしてみたいと思います。構成は前回のシステムを引き続き使っていきますので、どのようなシステムであるか、詳細はそちらをご覧ください。
MariaDB Galera Clusterを試す (2)
みなさんこんにちは、研究所の鷲北です。前回に引き続き、MariaDB Galera Clusterを試していきたいと思います。
前回は、MariaDB Galera Clusterを使ってデータベース・サーバのクラスタを作りました。複数のノード間で動的にデータが共有される様子を確認しましたが、問題も残っていました。データ冗長はとれたものの、DBサーバとして負荷分散されたわけでもサービス冗長されたわけでもないということです。WordPressのようなアプリケーションがDBを利用するとき、サーバを1つ指定したいわけですが、複数のノードから1つを選んで指定しても何もメリットはありません。分散処理や冗長処理は、MariaDB Galera Clusterの仕組みを使って実現する必要があります。今回は、LVSを使って分散・冗長処理を行う方法について説明します。
MariaDB Galera Clusterを試す (1)
みなさんこんにちは。研究所の鷲北です。
最近、クラスタDBに興味があって調べていたのですが、どうもMySQLのクラスタ版はインストールが難しいなと困っていたところ、MariaDBのクラスタ版、MariaDB Galera Cluster がRCになったというニュースを目にしたので、試してみようと思い立ちました。というわけで、インストールの方法と簡単なベンチマーク結果を当ブログでご紹介したいと思います。
MariaDB Galera Clusterの特長は、こちらのページに詳しく載っていますのでぜひご覧ください。
簡単にまとめると次のようになります。
- Galera Replicationが複数のRDBMをレプリケーションするwsrep APIを提供し、同期をとります
- 完全同期型であるため、すべてのノードがアクティブかつマスターとなります
- クラスターノードのどれに対してもリード/ライトが可能です
- ノードの追加/削除は自動で行えます
- クライアント接続は通常のMySQLとなんら変わりなく使えます
なお、今回は以下の環境を前提とさせていただいております。
- 多数のサーバをネットワークでつなぐため、さくらのクラウドを使用
- サーバスペックはプラン1(仮想1コア、2GBメモリ、20GB HDD)、CentOS 6.3
- WordPressが動く程度の環境を構築することを目指す
LOCAL DEVELOPER DAY ’13/Infra & Security 参加のご報告
鷲北です。2013年1月26日、札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 6F 講堂で開催されたLOCAL DEVELOPER DAY’13/Infra & Securityに講師として参加してきました。私からはVPSを使ってサーバ運用を始めるにあたって最初に気を付けるべきポイントをいくつか紹介させていただきました。当日使ったスライドを公開させていただきます。
第23回高専プロコン参加のご報告
さくらインターネット研究の鷲北です。
2012年10月13日~14日の2日間に渡り、福岡県大牟田市にある有明工業高等専門学校が主管となった第23回プログラミングコンテストに参加してきました。実は第21回から審査委員を務めさせていただいており、今回3度目になります。今年は自由部門の審査員として学生の皆さんの作品を拝見いたしました。
高専が主催するイベントとしては、テレビでも放送されているロボコン(ロボットコンテスト)が有名ですが、プロコンもなかなか面白いコンテストです。特に私は電子工作が苦手でしたので、ロボコンよりもプロコンの方が馴染みやすく感じられるほどです。
今年のプロコンの様子と結果については公式Webページをご覧ください。
そして、来年度の高専プロコンは北海道・旭川にて行われることが発表されました。旭川と石狩は決して近くはないのですが、同日にイベントができないかさっそく社内で検討が始まりました。
受賞された皆さん、おめでとうございます。