IDF2013参加のご報告
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13に参加致しましたので、ご報告致します。
当日セッション資料は「こちら」から閲覧可能です。
現地の様子は「こちら」からどうぞ。
現地にて見つけた新しい技術情報を何週間に分けてお届け致します。
次世代メモリ技術HMCの最新動向
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
いよいよ量産化は始まると噂されている次世代メモリ技術HMC(Hybrid Memory Cube)の最新動向について調べています。
Hybrid Memory Opens a New Computer Era (Jim O’Reilly, Storage Engineer, 8/19/2013) や Hybrid Memory Cube receives its finished spec, promises up to 320GB per second (Jon Fingas, Apr 3rd, 2013) というニュースも報じられており期待は高まるばかりです。
三次元半導体技術は、今後主流になっていく技術の一つですので、広帯域・高速化するネットワーク技術と合わせて今後も調査を継続致します。
Hyper-V Server 2012への10GbE導入
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
今回は、Microsoft Hyper-V Server 2012に複数ベンダーの10Gigabit Ethernet NICを導入する実験を行いましたので情報共有致します。
コンソール上の「更新プログラムのダウンロードとインストール」から導入、Windows向けパッケージをダウンロードしてからインストールなど、その手法は様々でした。
動作は良好でHyper-V Server 2012を簡単に広帯域・高速化することが可能となりました。
小さなTIPSとしてはAndrei Lucaさん作のwget for windows (wget.vbs) が、たいへん活用できました。
システム構築の際の何かのお役に立ちましたら幸いです。
40/100GbE NICの注意点
サーバー上で40GbE NICを使う場合の注意点として、PCI Expressのバス規格上限について共有いたします。
現在主流のPCI Express Gen2では x8の場合、バス規格上限が32Gbpsとなり、40Gbpsには到達しません。
参考: Evaluation of 40 Gigabit Ethernet technology for data servers(PDF)
「100Gigabitに向けた取り組み」でもご紹介したとおり、さらなる広帯域・高速化への課題は、まだまだ存在しています。
つれづれ研究紀行(9) 60Bay 4U BOX
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
今回も2012年6月にCOMPUTEX TAIPEIで発表された高密度サーバーついて報告書からピックアップ。
Quanta MESOS M4600H
Ultra-Dense 4U Disk Expansion Unit
4Uに3.5インチHDDを60Bayを内包するストレージ筐体ですが、やはり重さが少し気になるところではあります。国内設備の場合、ラック単位での床荷重にも制限はありますので導入には注意は必要です。
Intel 1.6Tbit/s Interconnect
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
2013年9月に予定されているIntel Developer Forum 13にて、次世代光コネクタ「MXC」のセッションに関する話題が出ていましたので共有致します。
Intel teases 1.6Tb/s optical interconnect tech
Published on 15th August 2013 by Gareth Halfacree (bit-tech)
100Gigabitに向けた取り組み(2013/08/15)でもご紹介した通り、サーバー間接続は、さらなる広帯域・高速化へ向けて進んでおり、これを補う技術革新が定期的に求められています。
まだまだクリアすべき課題は多くありますが、今後も研究所では先行研究として取り組みつつ、皆様に情報共有を行っていきます。
つれづれ研究紀行(8) 48Bay 4U BOX
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
今回は2012年6月にCOMPUTEX TAIPEIで発表された高密度サーバーついて報告書からピックアップ。
CHENBRO NR40700
4U 48-bay High Density Storage Server Chassis
既に幾つかの製品では良くみる筐体実装となっていますが、当日から高密度化への流れは続いているように感じます。