Flareを使う(インストール編)
皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。
前回までKVSとmemcachedプロトコルの基本的なところを説明させていただきましたが、今回からはいくつかのKVSソフトウェアを具体的に紹介させていただきたいと思います。
まず最初はグリーさんの方で開発されているFlareという分散KVSを取り上げてみます。
富士通PRIMERGYが届いたのですが
先日、富士通PRIMERGYが届きましたという記事を載せたのですが、その直後ちょっと問題が発生してしまいました。1週間ほどで無事に解決できましたので、ご紹介したいと思います。
PRIMERGYはKVMのテスト用に使うために用意したので、さっそくFedora 12をインストールしました。PRIMERGYはこれを正式にサポートしていないのですが、PRIMERGY フリーOS動作確認情報にリストアップされているし、特に問題ないだろうと判断していました。ところがインストール後、HDDのベンチを始めた途端フリーズする問題に見舞われました。具体的にはBonnie++を実行すると5分~30分程度でカーネル・パニックを起こしてしまうのです。
当初は着荷不良、つまりハードウェアの問題を疑ってサポートをお願いし、部品交換などを実施したのですが解決しません。そこで専用サーバ用の機材にFedora 12を入れてみると、同じ問題が再現できました。どうやら問題はFedora 12のドライバのようです。
分散ファイルシステムを試す(基礎編)
さくらインターネット研究所の大井です。
私は現在、分散ファイルシステムに関する研究や調査を行っています。これから分散ファイルシステムをテーマに、分散ファイルシステムの各実装についての検証や実験結果について書いていきたいと思います。
memcachedクライアントライブラリ(Perl,PHP編)
当ブログをご覧のみなさまこんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。
前回までKVSとmemcachedプロトコルの概要を説明させていただきました。
今回はプログラミング言語からmemcachedプロトコルを介してKVSにアクセスする方法について、Perl、PHPのクライアントライブラリのインストール方法、簡単なコードを解説したいと思います。
富士通PRIMERGYが届きました
さくらインターネット研究所の大井です。
さくらインターネット研究所では、実験用に多数のサーバを運用していますが、実はそれらは社内の終了プロジェクト等から集めた比較的古いスペックの機材を使っています。しかし仮想化の実験のときには、多CPUコア、多メモリ、高速ディスクI/Oを要求するサーバも必要になります。
最近弊社では専用サーバ用に富士通のPRIMERGY RX200 S5を採用したのですが、社内で評判がよいようなので、研究所でも実験用にオーダーしてみました。それが昨日到着したのでご紹介します。