Vyatta特集のSoftware Design掲載のお知らせ
2011年2月18日発売の「Software Design 2011年3月号」(技術評論社)へ「クラウド環境で最適なネットワークを構築 Vyattaで作る仮想ルータ入門」を寄稿させて頂きました。
誰でも手軽にVyattaをテストできる入門資料ですので、ぜひお楽しみください。
WIDE Project Cloud WG参加のお知らせ
2011年1月24日、北陸先端科学技術大学院大学 品川オフィスにて開催されましたWIDE Project Cloud WG ワークショップに参加致しましたのでお知らせいたします。
当日に用いました資料を公開いたしますので、ご参考にお使いください。
「性能限界を理解する」(PDF 1.24MB)
さくらインターネット研究所 上級研究員 松本直人
クラウド環境における仮想ルーター資料公開
2010年11月24日開催のInternetWeek、12月9日開催のCloud Business Allianceなどセミナーにて「クラウド環境における仮想ルーター」をテーマとした発表を行いましたので、ご報告をさせて頂きます。
・クラウド環境における仮想ルーター(PDF)
昨今、規模が拡大する仮想化環境において用いられる仮想ルーターと言う概念や、パブリック・クラウドとプライベート・クラウドをつないで利用するハイブリット・クラウドへの関心も高まっており、当日の参加者の方からもご質問を多数頂いた状況です。来年以降のクラウド環境を取り巻くニーズの拡大も予測される、たいへん熱量の高い場に参加をさせて頂きました。(研究所 松本)
VYATTAでつなぐインター・クラウド接続 (4)
さくらインターネット研究所 松本です。次回に続きソフトウェアルーターであるVYATTAのネットワーク運用技術についてみていきましょう。VYATTAはオープンソースで構成されており、外部からモジュールを好きなだけ追加することができます。今回はネットワーク・トラフィックモニタリング・ツールであるvnstatの機能追加してみました。
$ configure # set system package repository lenny components main # set system package repository lenny url http://cdn.debian.net/debian # set system package repository lenny distribution lenny # commit # save # sudo aptitude update # sudo apt-get install vnstat # vnstat -l -i eth0 Monitoring eth0... (press CTRL-C to stop) rx: 12.91 kB/s 44 p/s tx: 44.25 kB/s 51 p/s
Fig.1 Real-time Network Traffic Monitoring using 3rd party open souce.
Infiniband DAY[02]開催のご報告
2010年11月17日(水曜日)にInfiniband DAY[02] Onlineを開催されましたのでご報告いたします。
本セッションは、すべてライブ配信を用いてすべてオンライン上で行われ、シーゴシステムズ・ジャパン株式会社 谷 様から「Infiniband入門(PDF)」を、株式会社NTTデータ 伊藤 様から「プログラマ目線から見たRDMAのメリットとその応用例について(PDF)」のご講演をいただきました。
中継の内容は録画されておりますので、ゆっくりお楽しみ頂ければと思います。
Infiniband DAY[02] Online (01:40:38)
VYATTAでつなぐインター・クラウド接続 (3)
さくらインターネット研究所 松本です。今回はクラウド中でVyattaを使ったHTTP DoS(サービス妨害)対策について解説してきます。
クラウド・コンピューティング環境においても、Webサービスを外部公開する場合、DoS(Denial of Service Attack: サービス妨害)の脅威に晒されることになります。ここでは仮想ルーターとして動作させたVyatta上でDoS対策設定を行い、背後にあるWebサーバーを保護しています。この設定では閾値として20秒間に99回以上同一IPアドレスからのアクセスを越えた場合に、以降のパケットを破棄するという設定にしています。これにより、DoS(サービス妨害)に代表されるような、同一ホストから連続的にアクセスが行われるようなケースに対応するようになっています。
仮想化でつくるスケーラブルSMPシステム(1)
さくらインターネット研究所 松本です。今回は仮想化技術を使ったスケーラブルSMPシステム構築についてご紹介させて頂きます。
仮想化では一つの物理ハードウェアを複数の仮想マシンとして利用することが一般的ですが、今回は複数の物理ハードウェアを一つの仮想マシンとして動作させています。
SMPとはSymmetric Multiprocessingの略称であり、CPUのマルチコア化によりLinux等でも一般的に利用され、マルチコア・マルチスレッドに対応するプログラミングも日々増加しています。今回の実験では、仮想的にSMP化を行いスケールアップしたハードウェア環境におけるマルチコア・マルチスレッド対応プログラムの性能評価と今後の可能性について検証を目指しています。