「さくらのクラウド」の舞台裏
先日、若手ネットワークエンジニアが集うミーティング「wakamonog4」において、『「さくらのクラウド」の舞台裏』と題した発表をさせていただきました。
弊社クラウドサービスの開発が本格的にスタートしてから2年半、これまでのネットワークの変遷やストレージボトルネック解消への取り組み、また運用に関する話題としてDoSアタック対策についてご紹介をさせていただきました。
発表資料は以下に置いておりますので、ご興味がありましたらご覧いただければと思います。
VELOCITY13: Going Beyond onload, How Fast Does it Feel?
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
2013年10月14日~16日に米国ニューヨークにて開催されたVelocity New York 2013で見つけた技術情報を共有致します。
“Going Beyond onload – How Fast Does It Feel?” というセッションで、Webページ描画高速化と計測手法について述べられていました。
特に WEBPAGETEST Visual Comparison と Page Phase Time は、視覚的にWebページ描画までのタイミングを理解できる素晴らしいツールでした。
VELOCITY13: How We Survived Hurricane Sandy
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
2013年10月14日~16日に米国ニューヨークにて開催されたVelocity New York 2013で見つけた技術情報を共有致します。
“How We Survived Hurricane Sandy: A Look At What Not To Do” というセッションで、ハリケーン・サンディによるIT設備の被害と復旧について述べられていました。
北米で実際に起こったハリケーン災害で、水没した自社サービス設備を復旧するまでの一部始終が克明に解説されていました。
災害が多い我が国においても参考となる思考の一端をご確認ください。
Velocity Conference 2013参加のご報告
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
2013年10月14日~16日に米国ニューヨークにて開催されたVelocity Conforence 2013に参加致しましたので、ご報告致します。
現地にて見つけた新しい技術情報を何週間に分けてお届け致します。
RDMA転送技術とボトルネックについて
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
InfiniBandやRoCE(RDMA over Converged Ethernet)環境で利用可能な、もっとも効率の良いデータ転送方式であるRDMAについて評価実験を行っています。
InfiniBand上でRDMA転送によってデータをやり取りすると、旧来であればCPU処理していたTCP/IPなどがボトルネックとなりがちでしたが、その重荷からも解放されている事が実験からも分かりました。
実験環境ではRAMDISKからRAMDISKへRDMA転送を行っていますので、最終的にもっとも高いボトルネックが「メモリへの読み書き処理」にまで削減されているのが分かります。データをとにかく高速にやりとりしたい場合にはRDMA転送技術がもっとも効率的といえます。
VMware ESXiへのInfiniBand導入メモ
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
今回はVMware ESXi 5.1へのFDR 56Gbit/s InfiniBand Driverの導入メモを共有いたします。
設定は至って簡単で、ベンダーから提供されるパッケージを管理コンソール上でインストールするだけです。
VMware vSphere Client上からネットワークアダプタを確認すると、見たことのない速度でリンクアップしているのを見ることができます。
Hybrid Memory Cube量産化へ
みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
次世代メモリ技術HMCの最新動向でもご報告させて頂きました、HMC(Hybrid Memory Cube)ですが、いよいよ製品化に向けたサンプル出荷が始まったようです。(Micron社プレスリリースより)
Densities: 2GB, 4GB
Memory Bandwidth (MAX): 120 GB/s, 160 GB/s
DDR3 DIMMと比較して15倍のメモリアクセス性能向上を図ったとの既述もあります。
今後の量産化が待ち遠しい限りです。