さくらインターネット研究所 研究開発グループの取り組み紹介(24年4月)
こんにちは、さくらインターネット研究所 研究開発グループのグループリーダー菊地です。研究所ブログ記事としてはかなり久しぶりになってしまいましたが、研究所(研究開発グループ)の取り組み内容(研究テーマ)をご紹介したいと思います。
さくらインターネット研究所は現在、研究開発グループとプロダクト開発グループの2グループ体制となっておりまして、研究開発グループは、従来から引き続き、各研究員がそれぞれテーマを持って研究を推進するスタイルとなっています。研究テーマは時期で一律に区切るものではない(研究員がそれぞれ自分の考えるスパンで取り組む)のですが、年度の区切りでまとめるようにはしていて、2024年4月時点での各研究員の研究テーマは以下のようになっています。
[続きを読む]「エッジ・フォグコンピューティングの成り立ちとネットワークインフラのこれから」講演資料公開
こんにちは、さくらインターネット研究所の菊地です。
社外の勉強会(Infra Study Meetup #7)にてエッジコンピューティングについて講演させていただく機会がありました。その資料を公開いたします。
エッジコンピューティングというものがどうやって登場してきたか、また現在の業界各社での取り組み状況、エッジコンピューティングを作る際の技術や課題などについてまとめています。専門的深堀というよりは総合的俯瞰的な内容ですので(まさに俯瞰的と言っていいでしょう)、エッジコンピューティングよくわからないけど気になっている、という方にお勧めです。
[続きを読む]「さくらインターネット最新の取り組み」講義資料公開
こんにちは、さくらインターネット研究所の菊地です。
この度、機会を頂き九州工業大学にて大学院の学生さんに講演させていただきました。「インターネット工学特論」という講義の1コマです。
さくらインターネットの取り組みについて自由に話してよいということでしたので、インターネットの成立から現在までの略歴に合わせてさくらとさくらのサービスの成長について説明する、というストーリーで資料を構成しました。また表題の通り、さくらでの最新の取り組みについても後半で簡単に触れております。ややオレオレ史観なところもありますが、それなりにわかりやすく作成できたかなとも思っております。
よろしければご覧ください。
資料のダウンロードはこちらからも可能です。
「プラットフォーム事業者としての今後のエッジコンピューティングのあり方について」というタイトルでパネル登壇しました
こんにちは、さくらインターネット研究所の菊地です。
2019/11/27(水)〜2019/11/29(金)に開催されたITRC Meet46にて、「プラットフォーム事業者としての今後のエッジコンピューティングのあり方について」というタイトルでパネルディスカッション(エッジコンピューティング環境を考慮した次世代IoTプラットフォームに関するパネル)に登壇してきました。
[続きを読む]sakura.ioでラズパイのWiFi設定自動化を実現する
こんにちは、さくらインターネット研究所の菊地です。
sakura.ioは、IoTデバイスをインターネットに接続する手段として、さくらインターネットが提供している通信モジュール込みのIoTプラットフォームのサービスです。IoTデバイスやサービスを開発しようと考えている皆さん、IoTデバイスをインターネットに接続する手段、どうしていますか?実はそこは結構難しいですよね。sakura.ioの通信モジュールを使うと、IoTデバイスの状態をインターネット側から把握したり、逆にインターネット側からIoTデバイスを制御したりということが簡単にできるようになります。使うのは簡単ですし、通信モジュールの費用、通信単価、共に安いのでおすすめです(以上宣伝)。
さて、sakura.ioには、IoTデバイスとインターネット側(正確にはさくらのIoTプラットフォーム)との間でデータをやり取りする基本機能の他に、ファイル配信機能もあります。これはIoTデバイスのファームアップデートなどを想定した機能なのですが、これを利用するとデバイスに対してバックドア的に設定を送り込む、ということも可能になるのです。