さくらインターネット研究所は、研究開発においてコーディングを担当するプログラマを若干名募集します。
本募集枠は充足しましたので募集を締め切りました。
背景
さくらインターネット研究所は、企業R&D部門の研究を担う部門として設立し、中長期の視野に立ったインターネット技術の研究を行っています。今年度は仮想化サーバ、分散ストレージ、仮想化環境でのネットワーク技術、次世代サーバ技術等のトピックに取り組んでいます。こうした活動の中から、面白そうな技術要素を新しいサービスとして立ち上げるべく、プロトタイピングやアルファバージョンテストなどを実施する機会が増えてきました。
そこでこのたび研究所では、いわゆるLAMP開発者としてのプログラマを募集します。ただしOSはLinuxに限りませんし、DBはMySQLに限りません。サービスが多様であるように、適したプログラミング言語も多様であると考えています。特定言語のエキスパートというだけでなく、プログラミング技術全般に明るい人材を求めます。DB分野については近年注目の新しい技術(たとえばmemcachedベースのKVS、Map-Reduceのような分散DB)、インターネット分野についてはスイッチやルータの動作に関する知識、サーバについてはkernelコード、マルチプロセッサ、マルチコア、仮想化技術等、現在ホットな話題にプラスして、将来ホットになり得る分野へ果敢に挑戦できる人材を求めます。
応募方法
Webページ:キャリア採用 をご覧になり、応募フォームからお申し込みください。今回は正社員だけでなく、アルバイトでも募集を受け付けます。スキルを磨きたい学生の方を歓迎します。
要件
以下の要件は必須ではありません。またこれがすべてというわけでもありません。現在は発展途上でも、それに取り組みクリアしていく意欲があれば、研究所がお手伝いします。
- コミュニケーションスキル
- プログラミング・スキル
- 要件の理解と実装に関する能力。特に正確さよりもスピードを求めます
- Webサイト構築スキル
- Unix(LinuxまたはFreeBSD)およびApacheの管理スキル
- HTML/CSSに関する知識
- Perl、PHP、Javascript等の開発スキル
- Java、C、C++等の発スキル
- サービスサイトのユーザ管理機能、すなわち認証やアカウンティング等の機能を実装する能力
- WebAPIを利用すること、またAPIを開発し公開することに関するスキル
- DBに関するスキル
- SQL(アクセス、テーブル設計、正規化など)に関するスキル
- NoSQLに対する理解、興味
- Linuxkernelに関する知識
- C、C++、アセンブリ等kernelコードの読み書きに支障のないスキル
- ドライバやアプリケーションの開発スキル
- ドキュメンテーション能力
- フレームやライブラリの活用能力
- ネットワークに関する知識
- TCP/IPに関する基礎的な知識
- スイッチ、ルータの設定と運用に関する知識
- ブリッジング、フォワーディングに関する知識
- プロトコルを実装するプログラミング能力
- 新規テクノロジーに対する好奇心
- みずから新しいサービスを生み出す発想力やアイディア
今年度の取り組み(予定)
さくらインターネットではサービス化を検討している技術がいくつかあります。これらはユーザの登録や管理等が必要であり、そのコントロール部分をWebサイトとして構築する必要があります。現在のスタッフでは十分な品質でのサイト作成が難しいため、専任者にお任せしたいと考えています。具体的な例を挙としては、たとえば現在公開中のKVSアルファサービスについて、アカウント発行や利用率の集計、データの操作やチェック、バックアップなどの機能の実装が挙げられます。
仮想化サーバ分野では、KVMに対する取り組みのほか、Linuxカーネルに対するアプローチも検討しており、パフォーマンス・チューニングやカーネルコードなどLinux関連のディープな知識を持つプログラマを必要としています。
別の取り組みとしては、仮想化ネットワーク網の構築にあたり、コード作業が必要であると見込んでいます。具体的にはVLANセグメントのブリッジングやフォワーディング、場合によってはプロトコル開発などが考えられます。
これらは現在取り組んでいるテーマの一例で、さくらインターネット社内外において今後注目するべき技術やテクニックがあれば、次々に取り組んでいきたいと考えています。ご応募おまちしております。