みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。
TCP/IPやSSLなどのボトルネックを考える場合、USENIX NSDI11でも発表のあったSSLShaderが役に立ちます。
SSLShader: Cheap SSL Acceleration with Commodity (PDF) Processors Keon Jang and Sangjin Han, KAIST; Seungyeop Han, University of Washington; Sue Moon and Kyoungsoo Park, KAIST
この中ではSSL通信を行う際のボトルネックはTCP/IP stackにあり、その割合がもっとも高いと述べられています。
「100Gigabitに向けた取り組み」でも述べていますが、今後も広帯域・高速化が続くネットワーク環境においては、TCP/IP処理のさらなる進化が求められているように感じます。