つれづれ研究紀行(2) CPU-Efficient KVS

みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

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今回も2013年7月に開催されたUSENIX ATC’13より、Using One-Sided RDMA Reads to Build a Fast, CPU-Efficient Key-Value Store をピックアップしてみましょう。

we explore the design of a distributed in-memory key-value store called Pilaf that takes advantage of Remote Direct Memory Access to achieve high performance with low CPU overhead.

としており、ここで発表されたPilafはIn-Memory KVS(Key Value Store)を高速なRDMA転送による実装をしています。 KVSへのアクセス遅延を低く抑えつつ、データの読み書き性能を桁違いに向上させているとのことでした。

In-Memory系システムの一つの成果として非常に興味深い実装です。

著者

松本 直人
松本 直人
客員研究員

1996年より特別第二種通信事業者のエンジニアとしてインターネット網整備に従事。システム・コンサルタント,ビジネス・コンサルタント等を経て2010年より現職。トヨタ自動車株式会社を兼業。研究テーマは、次世代モバイルセンシング(モノコトの見える化)、次世代モバイルアプリケーション等。