さくらインターネット研究所 松本です。次回に続きソフトウェアルーターであるVYATTAのネットワーク運用技術についてみていきましょう。VYATTAはオープンソースで構成されており、外部からモジュールを好きなだけ追加することができます。今回はネットワーク・トラフィックモニタリング・ツールであるvnstatの機能追加してみました。
$ configure # set system package repository lenny components main # set system package repository lenny url http://cdn.debian.net/debian # set system package repository lenny distribution lenny # commit # save # sudo aptitude update # sudo apt-get install vnstat # vnstat -l -i eth0 Monitoring eth0... (press CTRL-C to stop) rx: 12.91 kB/s 44 p/s tx: 44.25 kB/s 51 p/s
Fig.1 Real-time Network Traffic Monitoring using 3rd party open souce.
手順としては、VYATTAの元となっているLinux OSであるdebianのパッケージ・レポジトリーを登録し周辺情報を更新します。その上でパッケージとして提供されているvnstatを追加します。debianのパッケージに存在するソフトウェアであれば、どのようなものでも同様に導入が可能です。通常の商用ルーターなども場合、新たに機能を盛り込むことは、ほとんどの場合不可能であり、オープンソース・ソフトウェアとして作り上げられたVYATTAならではの機能ともいえます。
次回もVYATTAを用いたネットワーク運用技術について、皆様と情報共有していければと思います。
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