インターネット技術第 163 委員会 ITRC meet45 で超個体型データセンターについて講演し、運営委員に就任しました
インターネット技術第 163 委員会 ITRC のmeet45において、講演のお誘いを頂きましたので、超個体型データセンターとさくらインターネット研究所のこれからの取組みについて、松本(まつもとりー)が講演してきました。
また、合わせて、さくらインターネット研究所の松本は正式にITRCの運営委員に就任しました。

ITRCに参加されている研究者は、まさにインターネットが日本に繋がり始めた黎明期を支える人たちばかりで、その中で超個体型データセンターという新しいコンセプトと今後のインターネットで求められる技術についてお話するのはとても緊張感がありました。一方で、そんな場所だからこそ得られない緊張感とワクワク感が同時に生じるような、とてもエキサイティングな心情でした。
実際に発表後は、とてもポジティブな反応をいただけたり、自分がまだ見ることができていなかった取り組み、例えばEdgeNetの話やデータセンター内外のトラフィックの調査についてなどをご教示頂き、緊張感以上に有意義なフィードバックを頂けてとてもうれしかったです。
次回は青森でmeet46が開催されますが、積極的に参加・運営していきたいと思います。お誘い頂きありがとうございました!
著者

さくらインターネット研究所 主席研究員、京都大学博士(情報学)、複数社の技術顧問。インターネット基盤技術の研究開発、組織や制度整備、EM、PdM。 Warlanderの公式コミュニティリーダーとしてWarlanderやデルタフォース等のゲーム配信をTwitchで頑張り中。
2008年に現場の技術を知るため修士に行かずにホスティング系企業に就職したのち、2012年に異例の修士飛ばしで京都大学大学院の博士課程に入学。インターネット基盤技術の研究に取り組み、mod_mrubyやngx_mrubyなどのOSSを始めとした多数のOSSへの貢献や学術的成果を修める。
2015年4月より2018年10月までGMOペパボ株式会社にてチーフエンジニアとしてプロダクトのアーキテクトやエンジニア組織のマネージメントに従事すると同時に、ペパボ研究所では主席研究員としてOS・Middleware・HTTPに関する研究、及び、事業で実践できるレベルまで作りこむことを目標に研究に従事。
2018年11月より現職。
第9回日本OSS奨励賞や2014年度情報処理学会山下記念研究賞など、その他受賞多数。2016年に情報処理学会IPSJ-ONEにおいて時流に乗る日本の若手トップ研究者19名に選出される。