IEEE CS Flagship International Conference COMPSAC 2019 登壇・参加報告

  • matsumotorymatsumotory
at
    Tags:

2019年の7月14日から18日まで5日間にわたり、アメリカのミルウォーキーで開催されたIEEE Computer Society Flagship International Conference COMPSAC 2019に弊研究所の松本(まつもとりー)と坪内(ゆううき)が登壇・参加してきました。また、松本はペパボ研究所の客員研究員としても参加し、参加費や旅費等はペパボ研究所からサポート頂きました。ありがとうございました。

発表内容と公開資料は以下の通りです。論文については、後ほどカメラレディ版を公開する予定です。

  • Ryosuke Matsumoto, Uchio Kondo, Kentaro Kuribayashi, FastContainer: A Homeostatic System Architecture High-speed Adapting Execution Environment Changes
  • Yuuki Tsubouchi, Asato Wakisaka, Ken Hamada, Masayuki Matsuki, Hiroshi Abe, Ryosuke Matsumoto, HeteroTSDB: An Extensible Time Series Database for Automatically Tiering on Heterogeneous Key-Value Stores

当時の振り返りについては登壇者本人のブログでいくつか既に公開済みです。

はじめて国際会議で論文発表して考えたこと - ゆううきブログ
先日、アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された国際会議 IEEE COMPSAC 2019で時系列データベースHeteroTSDBの論文を発表してきました。 IEEE COMPSACは、IEEE内のコンピュータソフトウェア分野の分科会IEEE Computer Societyのフラグシップカンファレンスとして開催されている国際会議です。 COMPSACが対象とする分野は、ソフトウェア、ネットワーク、セキュリティ、アプリケーションなど非常に幅広く、様々なテーマの発表がありました。 COMPSACは、メインシンポジウムと併設のワークショップにより構成されており、メインシンポジウムのre…
iconhttps://blog.yuuk.io/entry/2019/compsac2019
image
ラストオーサーとしての国際会議投稿やジャーナル執筆のサポートについて - 人間とウェブの未来
先日、アメリカのミルウォーキーで開催されたIEEE Computer SocietyのフラッグシップカンファレンスとされているCOMPSAC 2019に参加・登壇してきました。 ファーストオーサーの論文をメインシンポジウムのNCIWにショートペーパーとして1本、ラストオーサーとしての共著の論文を同じくNCIWにショートペーパーとして1本、併設ワークショップのNETSAPに1本の計3本の論文を通したことになります。採択率などについては、ゆううきさんの論文に詳細が書かれているのでそちらを見て頂くとして、257本の投稿の中でフルペーパー63本の採択率24.5%、ショートペーパー50本というデータを踏…
iconhttps://hb.matsumoto-r.jp/entry/2019/07/30/190012
image

著者

松本 亮介
松本 亮介
主席研究員京都大学博士(情報学)

さくらインターネット研究所 主席研究員、京都大学博士(情報学)、複数社の技術顧問。インターネット基盤技術の研究開発、組織や制度整備、EM、PdM。 Warlanderの公式コミュニティリーダーとしてWarlanderやデルタフォース等のゲーム配信をTwitchで頑張り中。

2008年に現場の技術を知るため修士に行かずにホスティング系企業に就職したのち、2012年に異例の修士飛ばしで京都大学大学院の博士課程に入学。インターネット基盤技術の研究に取り組み、mod_mrubyやngx_mrubyなどのOSSを始めとした多数のOSSへの貢献や学術的成果を修める。

2015年4月より2018年10月までGMOペパボ株式会社にてチーフエンジニアとしてプロダクトのアーキテクトやエンジニア組織のマネージメントに従事すると同時に、ペパボ研究所では主席研究員としてOS・Middleware・HTTPに関する研究、及び、事業で実践できるレベルまで作りこむことを目標に研究に従事。

2018年11月より現職。

第9回日本OSS奨励賞や2014年度情報処理学会山下記念研究賞など、その他受賞多数。2016年に情報処理学会IPSJ-ONEにおいて時流に乗る日本の若手トップ研究者19名に選出される。