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新たなネットワーク仮想化技術(INTEROP 2012)

皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。

かなり前の話になってしまいますが、INTEROP 2012のカンファレンスで発表を行いました。
こちらのセッションです。

▽ 6月15日 NC-29 新たなネットワーク仮想化技術: L3 NWへのオーバーレイ方式
https://reg.f2ff.jp/public/session/view/898

近年、サーバ数が数万台を超えるようなデータセンターにおいては、クラウドサービスに代表されるように、柔軟性、即時性といった要件が加わり、それらを支えるネットワークの構成方法にも変化が見られるようになりました。

従来より、L2スイッチによるVLANをベースとしたネットワークを構成する方法が、ポピュラーに用いられてきました。しかし、このような物理ネットワークは、スケーラビリティの問題で接続ノード数が数千を超えたあたりから限界が見え始めます。

当方でも、このような課題を解決するために、数年前よりクラウドサービスをケーススタディとしたネットワーク仮想化の研究を行って参りました。いくつかの解決手段が存在するものの、物理ネットワークの制約から逃れることが可能な「オーバレイ方式」が、最も可能性を見出すことができるのではないかと考え、デプロイを具体化させるための検討を行ってきました。

そうしたバックグラウンドを元に、このINTEROPのセッションでは、まず私の方から従来方式によるネットワークの構成方法とその問題点を洗い出し、その後、シスコさんにオーバレイ方式による解決方法と具体的なプロトコル(VXLAN)の紹介をいただきました。

さらに、オーバレイ方式を実際導入するにあたって、課題となりそうなポイントを当方より指摘し、今後の解決可能性についてディスカッションを行いました。

当方担当のパートのみですが、発表資料を以下にアップしております。
ご興味がございましたら、ご覧いただければと思います。

▽ 新たなネットワーク仮想化技術: L3 NWへのオーバーレイ方式 発表資料(大久保担当分)


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