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第3回クラウド勉強会のご報告

当ブログをご覧の皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。

先日、12/16(木)に株式会社サイブリッジ様主催の第3回クラウド勉強会にて発表を行いましたので、今回はそのご報告をさせていただきます。

▽ イベントWebページ:第3回クラウド勉強会 ~NoSQL(KVS)大集合~
http://atnd.org/events/10152


この勉強会では、「NoSQL(KVS)大集合」というサブタイトルにありますように、分散KVSエンジンの開発者やアプリケーションエンジニアが集まり、KVSの実装や応用事例についての発表がなされました。

会場の様子

そんな中、私の方では「KVSのマルチテナント化」と題して、将来、弊社クラウドサービスにて提供を検討しているNoSQLのホスティングについてご説明し、その足がかりとして2010年7月より当方さくらインターネット研究所にて提供を開始したKVSテストサービスにおけるシステム構成や、運用上生じた課題や解決策などをお話しさせていただきました。

発表資料を以下にアップしておりますので、ご興味のお持ちの方はご覧いただければと思います。

▽ 発表資料
KVSのマルチテナント化 (さくらインターネット研究所 大久保修一)

今回のセッションでは、質疑応答の時間がありませんでしたが、Twitterにていただいたご質問にこの場をお借りして回答したいと思います。

  • Q. マルチテナントにおけるセキュリティの確保はどのように行っているのか?
  • A. memcachedプロトコルには認証機構がありませんので、ネットワーク的に分割する方法を検討しています。現状、KVSテストサービスではお客様毎に接続先のIPアドレス、ポート番号を割り当て、iptablesによるソースIPアドレス認証を行っています。将来検討しているクラウドサービスでのNoSQL提供については、お客様毎にVLANでネットワークを論理分割する方式を検討しています。

なお、KVSテストサービスについては、まだ若干テストユーザの募集を行っていますので、使ってみたいという方は以下のURLからお申込みいただければと思います。
https://research.sakura.ad.jp/kvs-alpha/


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