KVS活用例(URL短縮サービス編)
さくらインターネット研究所の大井です。
7月1日より、研究所にてKVSアルファテストサービスが始まりました。現時点ではKVSをバックエンドに活用した既存のアプリケーションパッケージは非常に少なく、ほとんどの場合は既存のソフトウェアをKVS対応に変更する、もしくはKVSを有効活用できるソフトウェアを最初から作成するものと思います。
そこで、KVSを活用したアプリケーションの例として何かアプリケーションが作れないかと考えてみたところ、最近のTwitter人気で目にする事も多くなったURL短縮サービスを思いついたので、余っていたドメインの有効活用も兼ねて「douj.in」という名称で作成してみました。
KVSアルファテストサービス開始のお知らせ
当ブログをご覧の皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。
本日(2010/7/1)より弊社にて「KVSアルファテストサービス」を開始しましたのでお知らせします。
詳しくは以下URLをご覧いただきたいのですが、弊社にて管理する分散KVSクラウドに、インターネット経由でmemcachedプロトコルを用いてアクセスすることができるKVSデータベースサービスです。
▽ さくらインターネット研究所 KVSアルファテストサービス
https://research.sakura.ad.jp/kvs-alpha/
現在、実験サービスということでどなたでも無料ご利用可能ですので、ご興味がありましたら是非お申し込みいただければと思います。なお、募集人数は10名程度を上限とし、お申込み多数の場合は先着順とさせていただきます。
memcachedプロトコルCAS操作について
当ブログをご覧の皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。
ご存知の方も多いと思いますが、先日、分散KVSの一つであるkumofsが、バージョン0.4.0にてCAS操作をサポートされたそうです。以下は開発者である古橋さんの日記のURLです。
▽ kumofs-0.4.0リリース – CAS操作をサポート
http://d.hatena.ne.jp/viver/20100514/p1
今回は突然ですが、番外編としてCAS操作について取り上げたいと思います。
Flareを使う(インストール編)
皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。
前回までKVSとmemcachedプロトコルの基本的なところを説明させていただきましたが、今回からはいくつかのKVSソフトウェアを具体的に紹介させていただきたいと思います。
まず最初はグリーさんの方で開発されているFlareという分散KVSを取り上げてみます。