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月別アーカイブ: 10月 2013

SAKURA Internet Inc.

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Intel DPDK KNI実装評価のご報告

dpdk-kni20131031v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

弊社、研究所にてIntel社より公開された高速ネットワーク技術のひとつDPDK(Data Plane Development Kit)の評価実験を行っておりますが(前回ブログ)、新たな機能であるKNI(Kernel Network Interface)についての評価も行いましたので、ご報告いたします。

How to Speak Intel DPDK KNI for Web Services. (SlideShare)

ご興味ございましたら、ご一読ください。

VELOCITY13: Going Beyond onload, How Fast Does it Feel?

velocity-3-20131028v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年10月14日~16日に米国ニューヨークにて開催されたVelocity New York 2013で見つけた技術情報を共有致します。

Going Beyond onload – How Fast Does It Feel?” というセッションで、Webページ描画高速化と計測手法について述べられていました。

特に WEBPAGETEST Visual ComparisonPage Phase Time は、視覚的にWebページ描画までのタイミングを理解できる素晴らしいツールでした。

VELOCITY13: How We Survived Hurricane Sandy

velocity2013-A20131025v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年10月14日~16日に米国ニューヨークにて開催されたVelocity New York 2013で見つけた技術情報を共有致します。

How We Survived Hurricane Sandy: A Look At What Not To Do” というセッションで、ハリケーン・サンディによるIT設備の被害と復旧について述べられていました。

北米で実際に起こったハリケーン災害で、水没した自社サービス設備を復旧するまでの一部始終が克明に解説されていました。

災害が多い我が国においても参考となる思考の一端をご確認ください。

 

Velocity Conference 2013参加のご報告

BWi6jWPIMAIwwi7みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年10月14日~16日に米国ニューヨークにて開催されたVelocity Conforence 2013に参加致しましたので、ご報告致します。

当日「セッション資料」および「写真」をお楽しみ下さい。

現地にて見つけた新しい技術情報を何週間に分けてお届け致します。

Ether over InfiniBnad実験例について

eoib-2012-2みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

GRE Transparent Ethernet bridging over InfiniBandを試してみましたので情報共有を致します。

これにより、Ethernet環境からInfiniband環境のServerに対して透過的にEthernet通信できるようになります。

しかしながら、仮想イーサネットやブリッジなど複数インターフェイスを経由するため、当然その性能は劣化しますので導入には注意が必要です。

全天球カメラを試す:RICOH THETA

theta20131025v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年11月08日に発売決定したリコーイメージング株式会社の全天球イメージを撮影できるカメラ RICOH THETA* を触ってきましたので、ご報告致します。

災害コミュニケーション「岩手県の場合」” でもご紹介いたしましたが、全天周での視覚情報の共有は、より多くの情報量を相手と共有することができます。

こういったデバイスが普及することによって、日常的にオンラインから閲覧可能になっていくことは、とても良いことであると感じました。

*© 2013 RICOH IMAGING CO., LTD. All Rights Reserved.

RDMA転送技術とボトルネックについて

perf-rcopy20121228みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

InfiniBandRoCE(RDMA over Converged Ethernet)環境で利用可能な、もっとも効率の良いデータ転送方式であるRDMAについて評価実験を行っています。

InfiniBand上でRDMA転送によってデータをやり取りすると、旧来であればCPU処理していたTCP/IPなどがボトルネックとなりがちでしたが、その重荷からも解放されている事が実験からも分かりました。

実験環境ではRAMDISKからRAMDISKへRDMA転送を行っていますので、最終的にもっとも高いボトルネックが「メモリへの読み書き処理」にまで削減されているのが分かります。データをとにかく高速にやりとりしたい場合にはRDMA転送技術がもっとも効率的といえます。