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月別アーカイブ: 8月 2013

SAKURA Internet Inc.

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つれづれ研究紀行(7) 省電力サーバーの取り組み

amd-apuみなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

今回は2012年3月に取り組んでいた省電力サーバーの取り組みをピックアップ。

 AMD E350/DDR3 Mini-ITX E35M1-I

当然実用に至るような設計ではありませんが、多数のストレージ/ネットワーク・ポートを1つの筐体で内包する場合の課題抽出には十分な成果がありました。

一世代前のマザーボードですが、今後も高密度集積が行われていくサーバー環境の将来を見据えていくための参考情報となりましたら幸いです。

 

VMworld2013開催中を見てみた

vmworld2013photos20130829v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月25日から29日まで開催中のVMworld2013の様子が多数Tweetされていましたので、まとめてみました。

VMworld2013 Photos

お楽しみ頂けましたら幸いです。

つれづれ研究紀行(6) ARM Serverの取り組み

443335685みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

今回は2011年11月に取り組んでいたARMサーバーの性能評価報告をピックアップ。

「ARM-base Serverの開発環境を調査のため、QNAP TS-119P+Debian on QNAPを入れるべく諸々を見ています。

Debian(Squeeze)のinstalltionを見ると概況が確認できます。

運用時でも消費電力が5-12WとPCの300W付近に比べても十分に低いものですので、使い勝手によっては中々面白いデータが取れそうです。」

当時からARMサーバーの消費電力の低さは十分に確認されていたようです。

FMS’13: NAND技術の未来予測

flash7yr-20130816v2みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月13日~15日まで米国サンタクララにて開催されましたFlash Memory Summit当日資料が公開されましたので、トピックをまとめています。

Life…Flash (or, what to expect the next 7 years)
Dave Eggleston, Principal, Intuitive Cognition Consulting Group

上記には、2019年までのNAND Flash技術の展望について言及されており、現在の平面技術から三次元に積層される3D NANDへの移り変わっていく予測がされています。

今後も大容量と高速化が求められている半導体ディスク市場においては、当然の帰結ともいえるでしょう。

FMS’13: PCIe SSDのコネクタ最新動向

sata-io-20130816v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月13日~15日まで米国サンタクララにて開催されましたFlash Memory Summit当日資料が公開されましたので、トピックをまとめています。

Emerging PCIe SSD Client & Enterprise Configurations
Kristen Hopper, Product Marketing Manager, Micron Technology

上記は今後リリースされていくPCIe SSD Form Factorについて言及されており、M.2, SATA Express, SFF-8639, HHHLx4など新たなPCIe Host Interfaceに対応したコネクタ形状について、まとめられています。

本年から来年にかけてシステム・アーキテクチャの大きな変わり目に差し掛かっており、システムエンジニアの皆様にとっては目が離せない領域であると感じています。

FMS’13: OpenNVMの最新動向

openNVM-20130816v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月13日~15日まで米国サンタクララにて開催されましたFlash Memory Summit当日資料が公開されましたので、トピックをまとめています。

Creating Flash-Aware Applications
Nisha Talagala, Lead Architect, Fusion-io

上記はFusion-io, Incが主導するオープンソースプロジェクト OpenNVM(http://opennvm.github.io/)を紹介したものであり、Flash-aware Linux swapやKey-value interface to flashなどioMemory SDKをNVM API Library経由で制御する仕組みと性能向上について言及されています。

より高速なデータ処理環境を構築するべく仕様を突き詰めた一つの実装であり、今後もシステム側のニーズに合わせた利用が広がっていくことでしょう。

 

FMS’13: facebook標準サーバ構成について

fms13-facebook20130816v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年8月13日~15日まで米国サンタクララにて開催されましたFlash Memory Summit当日資料が公開されましたので、トピックをまとめています。

Flash at Facebook: The Current State and Future Potential
Jason Taylor, Director Capacity Engineering and Analysis, Facebook

上記はfacebookが自社で用いている標準的なサーバ構成を5つに分類して使っている点が言及されています。各種ワークロードに合わせて機器構成を絞り込んでいくことで、機器管理や調達をスムーズに活かせる事は多くありますので、極めて重要な取り組みの一つと言えます。

ご参考になりましたら幸いです。